はじめに
調査概要
目的
●卒業生の大学時代の経験や教訓を後輩に伝え、より良い大学生活を送れるようサポートするため
●卒業される組合員の声を大切にし、今後の事業活動の改善に取り組むため
方法
●インターネット調査
(大学生協WEB会員登録者のうち、卒業予定年度の方へメール連絡)
時期
●2023年11月~2024年3月
対象
●東海地区で2023度卒業予定の大学生協組合員(約24,000人)
回答者
●のべ3,580人(回収率4.3~5.8%)
備考
卒業前後の卒業生の生活スタイルを踏まえ、3つの時期とテーマを設定し、調査を実施しました
2023年度卒業生アンケート報告.pdf
回答した卒業生達が過ごした大学生活の特徴についてはコチラをご覧ください
調査結果サマリー
<調査結果要旨>
●コロナ禍を経験した大学生が大学生活で一番時間を費やした事柄は勉学研究だった
●卒業学年における不安や困り事を調査した結果、学業面、4月以降の新しい環境準備に関する不安や困り事について多くの声が寄せられた
大学時代の経験
大学生活で一番時間を費やした事柄の総合順位は<1>勉学・研究<2>アルバイト<3>趣味を充実させる、という結果になりました。
回答者の多くが入学当初からコロナ禍の行動制限下で大学生活がスタートしました。授業はオンライン授業体制になり、学内団体の活動時間の制限だけだなく、所属団体への加入機会を得られなかった(新入生歓迎イベント、説明会の中止などによる)ことが影響していると考えられます。
2022卒業生アンケート報告_大学時代の経験.pdf
卒業前の困り事
卒業前の大学生はたくさんの不安や苦労を抱えていることが明らかになりました。
4月からの新しい環境に向けての準備を進めつつ、卒業研究、卒業論文を仕上げる時期。学業に集中するためアルバイトを減らしたために収入が減少し、かつ卒業時期の特別支出(卒業旅行や引越しなど)も重なり大変だったという声も多く寄せられました。
【先輩の声】
最近生活費が高くなって、これからバイトと研究を同時にやっていけるかについて不安があります。また、前もらっていた奨学金がなくなるため、他の奨学金受かるか不安です。
全て1人で引っ越しの準備を行ったので、学業と並行で引っ越しの準備を進めることに苦労した。
報告詳細
こちらからダウンロード可能です(PDF)
2023年度卒業生アンケート報告.pdf
情報配信のお知らせ
伝える つなげる
アンケートの実施目的の「卒業生の大学時代の経験や教訓を後輩に伝え、より良い大学生活を送れるようサポートする」ため、詳細結果については大学生のライフサイクルに合わせ、当グループ公式ブログ『Coe(こえ)』にて、随時お伝えしてまいります。
こちらからご覧ください
2023年度卒業生の特徴とは
卒業生を取り巻く社会情勢
本アンケートの回答者の多くが2020年4月入学時に18歳、2024年3月卒業時に22歳の方です。
【大学生活の特徴】
- 入学前後からコロナ禍の影響を受けている
- 高校の卒業式、大学の入学式は中止
- 一度も大学に行くことがなく講義開始
- 課外活動の組織参加のタイミングを逃した人が多かった
- 海外留学、海外体験は卒業学年5月からできる環境になったが卒論や卒研で忙しく経験できない人が多かった