
2023-04-11
2年生から大学生活充実!動き出せたのは●●がきっかけでした
今回の記事は「新生活!」「新入生!」といったキラキラしたキーワードが並ぶ大学生活にちょっと気遅れ気味な人や、1年生の時にいいスタートが切れなかった上級生のみなさんへ。「上級生になってから大学生活が充実したよ」という先輩にインタビューしました
今回インタビューする先輩は…
岐阜大学4年やまぐちさん

やまぐちさん
名前:やまぐち
所属:岐阜大学地域科学部地域文化学科4年
出身:愛知県(自宅から通学しています)
一言:最近はスパイスカレーが好きです!
所属:岐阜大学地域科学部地域文化学科4年
出身:愛知県(自宅から通学しています)
一言:最近はスパイスカレーが好きです!
入学当時の先輩の様子
大学受験に失敗して…
大学受験に失敗して後期入学組なんですよ、私。入学前は精神的に落ち込んでいたというか…擦れてました(笑)。新しいことをやろうという気持ちにもなれず、家に籠りがちで。大学が始まったらそれなりに楽しめるかな、と思ったらコロナ禍だったんで「そもそもキャンパスに行けない」状態になっちゃって…。振り返ると大学生活が始まった頃は精神的に安定しているとは言えませんでした。気持ちが変わったきっかけ
自分が変われたきっかけは2つあります。ひとつ目のきっかけは今私がゼミで研究している「キャラクターと人格形成の関係」につながっていく体験です。大切なぬいぐるみ達の存在
大学が始まって、『サボタージュ』というか、どうにもやる気起きないな~っていう日々が続いた頃は、コロナ禍で自宅で過ごす毎日で…そんな時に、ずっと一緒にいる大好きなぬいぐるみに癒されていました。
くまちゃん
ひとりはくまちゃん。幼少期に住んでいたアメリカで、父と行ったアミューズメント施設で出逢いました。バスケットゴールゲームの景品でした。父にお願いしたら獲ってプレゼントしてくれたんです!すごくうれしくて…小さい頃からすごく大切にしていて、寝る時も一緒です。
もうひとりはシナモロールです。この写真の一番後ろに映っている子が一番大きなシナモンです。中学生の頃に買って、疲れた時にハグとかして癒しを得ています。

やまぐち家のシナモロール達
ずっと一緒にいるぬいぐるみを見ていたら、「いつも私に寄り添ってくれる」ことを感じ、その子たちを見たら「私も頑張ろう」という気持ちが湧いてきたんです。この「この子達(キャラクター)にはこんな力があるんだ!」、「キャラクターほど幼少期から現在まで人に寄り添い続ける存在ってそうそうないんじゃないかな」という気づきが後の自分の研究テーマにつながっていきます。
※研究についてはこちらの記事に詳しく掲載されています!
ゼミってどんな世界?先輩の研究を教えて!
対面での人との交流
私が通う岐阜大学は1年生の6月から対面授業が再開しました。比較的早くに対面授業が再開したほうだと思います。そこで人脈が広がって活力が出ました。それまでZOOM上ではあっていたりしましたが、やっぱりその人とリアルで会わないと仲良くなれないなって思いました。みんな同じ環境だったはずなのに、意外とみんなサークルに入っていて驚きました。知らなかったです。コロナ禍でもみんないろいろ挑戦しているんだな、と思って刺激になりました。
でも、結局1年生の時は二の足を踏むことが多かったです。何個かサークルを見に行ったんですけど、まだ気持ちが擦れていたので「明るすぎる雰囲気についていけない」と感じたりすることもありました。自分が行動的になったのは2年生になってからです。
動き出したきっかけ
ネガティブな経験が活きた
私は大学受験も失敗しているんですけど、実は高校も第一志望ではなかったんです。「私って節目節目で失敗してきたな」と、振り返ると…例えば大学受験は塾とかも通っていましたが、本気になるのが遅くて、スケジューリングが上手くいきませんでした。
そんな自分の人生を振り返って早め早めの準備が大切だと思いました。「早めに動いていけば何とかなるかも」って。
だから次の進路選択は「早め早めの準備」で意識しようって行動するようになりました。
大学2年から行動が変わった
ゼミのかけもちに挑戦
私の大学・学部は大学2年の後期からゼミが始まります。このため2年生の前期がゼミ選択のタイミングでとなります。
私は先述の環境心理学における「キャラクター研究」を主ゼミに決めていたのですが、教育学の先生に面談で「副ゼミで参加してみない?」と言われたのきっかけでゼミのかけもちをしようと決めました。
2年生の夏休み前から経済学の自主ゼミにも参加を始めました。1年の後期の授業で専門外の経済学の授業が面白かったことがきっかけです。日本の経済や社会構造を体系的に学べるところが面白くて「社会ってこんな風にできているんだ!こうやって回っているのか」と感じ取れました。もともと私は心理学を専門に学びたくて志望していた大学も心理専門でした。この大学に来ていろんな学問を学ぶ中で、高校の時には学べなかったことにたくさん触れて興味の幅も広がったのだと思います。
私の周りだと1割くらいの学生が2つのゼミを掛け持ちしているような状況で、3つゼミにやってる知り合いはいないかも(笑)。
長期インターンへ
長期インターンシップへは大学2年の冬頃から参加しました。これも「早めに進路を意識しよう」と思っていたところ、教育学の先輩が参加していたインターンに誘ってくれたのです。週に2・3回インターン生同士でアイデア出しの会議をしたり、プレゼン大会の企画準備をしたりしていました。やっていた時はスケジュール調整や自分の時間のやりくりは大変でしたけど、いい経験になりました。
これも「早めに意識」したことが良かったかな、と。3年生に入ってから長期インターンは私の場合はゼミが忙しくてチャレンジできなかったかもしれません。
「ガクチカのために」じゃなく
興味のあること、やりたいことに手を伸ばす
もちろん就活を意識すると「このままの自分じゃガクチカないじゃん!」ってことにも気づきましたが(苦笑)ゼミのかけもちを決めた時は「ガクチカのためにやろう」みたいな姿勢ではなかったですね。高校時代までを振り返っても楽しいこと・自分の興味のあることには飛び込んでいくような性格です。「やりきれなかったらどうしよう」よりも「まずはやってから考えよう」みたいなタイプです。
「興味のあること」「やりたいこと」を頑張ったらそれこそ『ガクチカ』になるんじゃない?というふわっとした感じで物事が進んでいった感じです。「ガクチカのために何かしよう」って考えていたら、打算的な行動になってしまったかも…(苦笑)。私の場合は、「まずはやってみよう」&「1年生の時は思い通りできなかったら頑張りたい」という気持ちがいろんな経験につながっていったのかもしれないな、と振り返って感じます。
読んでくれた人へメッセージ
思い通りにいかなかったことでうまくいくかもしれないよ!
私は入学前に志望していた大学は心理専門だったので、最初この大学に行くことが決まったときは正直がっかりした気持ちでした。でも、今は「岐阜大学に入学してよかった」って思うことができます。いろんな学問に手が伸ばせるこの大学の特色のおかげで、入学前には想像していなかったたくさんの学びを得る事ができたからです。読んでくれている大学生のみなさんも1年生の時に思うようにいかなかったこと、思い通りにいかなかったことがきっかけでうまくいくこともあるかもしれません。

私が今キャラクター研究の道の上にいるのも、思うようにいかない日々にぬいぐるみに助けられた体験が大きいですし、自分のうまくいかなかった経験があったから「早め早めに行動する」ということを意識できるようになりました。
踏み出せない自分の周りを見渡して
私の話を読んで「これくらいがんばらいといけない」ってプレッシャーを感じる人もいるかも知れません。「プレッシャーに感じていただきたくない」って言うことを伝えたいです。私もやる気が出なかったり、うまく行動できない、踏み出せない時期がありました。
まずは踏み出せない自分、踏み出せない環境を見渡してみてください。そこから「どうして自分は踏み出せないのか」、「その中で自分に影響を与えてくれたものは何か」を内省し、それを次の一歩に繋げていく。それだけで十二分です。
です。
意識して見渡してみると何かしら次の行動への原動力が見つかるかも。
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この記事を書いた人

まめこ
大学生協職員
大学生の声を聞く調査や広報を担当。
大学生の声を聞く調査や広報を担当。